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ハイパームーン

君と並んだスーパームーン
どっちの顔もまあるいね
怒った君はハイパームーン
お月様にも勝っちゃった

いやいや違うよホントはね
月より輝くその笑顔
真っ暗闇の中にいる
誰かをそっと助け出す

笑った君はハイパームーン
お日様にまで勝っちゃった
強さが故の 孤独なムーン
人に言えない夜がある

泣いてるの?
笑ってるの?
また見せないね
月の裏

ある日 あるとき ある夜に
逝ってしまった ハイパームーン
最後に泣いたみんなの顔に
映し出された月の裏

ありがとう
きらめく君のムーンライト
今もまたたく
その光
鼓動にあせて
トゥインクル
LEDよりハイパーエコさ
あ、でもね
君は今でもハイパームーン
闇夜を照らす
ハイパームーン
ほら、また
ほら、そこで
…誰かが笑った
ありがとう
君は今でも
ハイパームーン

▼批評・マエケン先生▼
今回は、ポエムというよりは、作者の故人に対する思いを叙情的に描いたエッセイと言ってもよいのではないだろうか。
実際に、ここに出てくる「君」という人物は、作者が長く担当していた教え子のことであり、高校二年生、わずか17歳でこの世界から旅立たねばならなかったことを考えれば、作者が胸を痛めたのは言うまでもない。
「君」という人物が、とても明るく、強い女の子であったことは、ポエムの冒頭からの流れでわかる。
「スーパームーン」とは月が地球に再接近し、かつ満月であるとか、単に満月であるとか、使用者によってややあいまいさは残すものの、「大きく見える月」ということに異論は無いだろう。そこに作者が「ハイパームーン」という造語をあてているのだから、よっぽど明るい人物であったと想像ができる。
しかし、それでも「月」なのである。
中学生の頃から担当していた作者には、彼女の裏の面も見えていたのである。だからお日様ではない、裏がある「月」にたとえているのだ。
ある日突然のお別れがやってくる。月ならば少しずつ欠けていくのではないのか。
ここに、このポエムの確信がある。
まだまだ光り輝いたはずのハイパームーンだった。彼女のエネルギーは、そんなに簡単には消えるはずがない。
そんな彼女の光は、そう、今も作者の中に、いや、この世界でまた誰かに光を当てていると、作者は信じている。
きっとそばにいる、あなたのハイパームーン。
そしていつかあなたが、ハイパームーンになって、誰かを照らす時がくる!
ここからまた、明日へ向けて輝いていきませんか?

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